ぎっくり腰になったときの対処法

「ぎっくり腰」って、どんな病気(!?)なんでしょう

中世のヨーロッパでは「ぎっくり腰」を「魔女のひと突き」と呼んでいたそうです。
くしゃみや洗顔といった日常のなにげない動作で生じ、大の男も腰を抜かしてベッドで寝返りさえうてず…。あまりの痛さに身も世もなく泣き叫んでいたのが、アラ不思議、10日も経ったらけろりと腰の激痛が治まっています。

 

かわいそうなんだけど少し笑える「ぎっくり腰」を、ユーモアをこめて魔女のひと突き=イタズラと称したんですね。大昔から洋の東西を問わず存在してきた「ぎっくり腰」には正式な共通定義がなく、広義には急に生じた腰痛すべてをさします。

 

原因として急性の腰椎捻挫が挙げられるようになったのは、つい最近のこと。つまり腰の椎骨(背骨や首骨にもあるギザギザの骨)が激しく捻挫して、椎間間接も破綻している捻挫です。

 

日常生活もできないほどの激痛で、なった当日か翌朝に痛みはピークに。けれど「ぎっくり腰」のあいだは寝返りが困難となり、腰が抜けたようになってしまうんです。また立ち座りでも激痛を生じます。

 

ところが動作時の痛みのわりに、いったん立ってしまえばなんとか歩行が可能。正しい処置をすれば最悪期は1~3日ですみ、5~7日以内で治すことができます。

 


page top